【がに股の秘密】
FROM あきたの整体院 琴浦
皆さんは幕末から明治初期の
日本人男性の立ち姿をしっかりと
見たことはあります?
皆がに股なんです!
明治初期に日本を旅した英国人女性
イザベラバードの旅行記にも
「日本人男性は皆、がに股」
と記されているようです。
正直、がに股と言うと
「なんかオッサン臭い」
「カッコ悪い」
そんな印象を抱く方も多いと思います。
ウォーキングの指導も
がに股が指導されることもないでしょう。
そんながに股ですが、
実は熟練した武術家や武道家の
立ち姿にも同じ形がみられるのです!
しかしながら、
モデルさんのような歩き方が
当り前になった今日において、
がに股は遠い昔の遺産のような
形になっているのが現状です。
昔の日本人の身体感覚を
研究されておられる齋藤孝先生の著書には、
明治頃までには確実に存在し、
現在は失われてしまった
「自然体でありながら安定感や
力強さを生む身体の使い方」
について書かれております。
昔の日本人や熟練した武術家の立ち方が
腰と肚(はら)の感覚と使った《がに股》
または《仁王立ち》であり、安定した立ち方である!!
と私自身も武術の稽古を受けたり、
施術現場で患者さんの
身体の改善状況からも
確信することが出来たのです。
皆さん普通に立ってますよね?
普通に歩いてますよね。
ですがそこには奥深いものがあり、
何らかの理由で安定感を欠いていけば
身体の不調を生みやすくなります。
腰痛、、、
膝の痛み、、、
肩こり、、、
当然、身体の痛みで来院される多くの方が、
立ち方に安定感を欠く悪い癖が
あるのは言うまでもありません。
施術においてそういった視点を持ち、
改善する事出来れば、
患者さんの身体をより楽に
出来る事が出来るでしょう。
しかしながら、
多くの整体院や格安手もみ屋などに
見られるように
《ただ単に揉む》
ということでは、
重症者ほど状態の改善が
難しいのは言うまでもありません。
また、痛み止めで
症状を感じなくしてしまう事も
〈痛みに気付けない〉
という観点からも良くありません。
更に状態を悪化させてしまい
来院されたケースは多々あります。
痛みに気付けるという事は、
身体の不調を改善する機会を
得たという事でもあるのです。
「身体からのサインが出た」
と考えるべきなのです。
この《がに股》に
スポットライトを当てた
立ち方に関する話は次回に続きます。
是非、次回もお読みください。
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